今さら聞けない歯肉炎と歯周病について

みなさんの口元から美と健康と癒しをサポートします

歯科医師の小川恵子です。

もし健康診断などで

「あなたはガンです。」

なんて言われたらどう思いますか?

嘘でしょ、お先真っ暗、余命が・・・

なんて思いませんか?

そして、なんとしてでも、それを克服したい、頑張って治療して元気になる!と思いますよね?

では、違う質問。

歯科医院に行って、

「あなたは歯肉炎です。」

「あなたは歯周病です。」

と言われたらどう思いますか?

「へ〜。」

その程度にしか思ってなくないですか??

いやいや、歯肉炎、歯周病を侮るなかれ。

今日は、全身の健康にも影響を及ぼす、歯肉炎、歯周病についてです。

最近では、CMなどでもよく「歯肉炎」とか「歯周病」とか耳にするようになり、珍しいものではなくなったものの、

そもそも歯肉炎って?歯周病って?と知らない方がほとんど。

検索すれば、たくさん出てきますので、難しい話は避けて、簡単にわかりやすく書いてみようと思います。

歯肉炎ってなに?

薬の副作用、思春期性のもの、妊娠性のもの、など原因はいくつかありますが、

一言で言えば、きちんと歯磨きができていない証拠です。

例えば、皮膚にベタベタと甘い食べ物を塗って放置して

いつまでも洗わない状態だとどうなります?

想像しただけで、なんか痒くなってきますし、

不快ですし、そのまま数日経ったら、皮膚炎とか起こしそうですよね。

それが、歯ぐきに起きているのが「歯肉炎」です。

毎日歯を磨いている人はほとんどですが、

磨き残しがあることがあります。

汚れが残りやすい部分が、この歯と歯ぐきの境の部分。

この矢印の部分です。

実は、歯の表面は、食事の際に食べ物が歯の表面を擦ることで、

汚れが一緒に落ちたり、

舌や頬の粘膜が触れることでも汚れが落ちたりします。

ところがこの歯と歯ぐきの境の部分は、くびれていて、溝になっているので食べ物がたまりやすく、

舌や頬の粘膜が触れないデッドゾーンでもあるので、

歯ブラシの毛先が当たらない限り、汚れが落ちない部分なのです。

で、大抵の方は、この部分に磨き残しがあります。

それがずっと続くと・・・

歯ぐきにいつも汚れが触れている状態が維持されることとなるので

歯ぐきが赤く、腫れてくる=歯肉炎となるわけです。

極端に言えば、トイレに行って大きい方をして、

きちんと拭ききれてない状態です!!

えーっと思ったあなた!!

鏡でよ〜く、歯と歯ぐきの境を見てみてください!!

汚れ残ってないですかー?

初めに書いた、薬の副作用、思春期性のもの、妊娠性のものも、

結局は、汚れが残っっていることで、助長することとなりますので、

確実に汚れを取り除くことが大切なわけです。

歯肉炎も歯周病もほとんど自覚症状がないのですが、

・歯ぐきが赤く腫れている

・すぐに出血する

の場合は、歯肉炎の可能性があります。

歯肉炎を治すには?

歯肉炎を治すには、確実に汚れを落としきればOK。

歯ブラシだけでは、汚れは落としきれないので、糸ようじなどの補助用品も合わせて使うと良いでしょう。

https://ks-oral-salon.com/糸ようじは使ったほうがいいの?/

ただ自分では、完全に汚れを落としきることは難しいので、

定期的に歯科医院へ行って、専門家からクリーニングをしてもらい、

汚れを落とし切りましょう。

♦当クリニックは、クリーニングのみも承っています。

歯科医院に「クリーニングだけお願いします・・・」って予約するのってなんか微妙・・・と思っている方、

他の歯科医院に通っているけど、「クリーニングだけしたい。」という方もいらっしゃいます。

https://ks-oral-salon.com/contact/

こちらから「クリーニング希望」とご連絡いただければOKです。

【料金】税込5400円 30分(延長10分ごとに1080円)

歯周病ってなに?

歯肉炎を放置すると、今度は歯周病になります。

先に言っておきましょう。

一度、歯周病になったら二度と治りません!!

確かに、歯科医療も進化していますので、歯周病も重度でない限り、治すことができる場合もあります。

ただ、自覚症状がほとんどないのと、治療には根気がいるのと、

自分で勝手に「症状がないから治った。(気がする)」ってことで、

途中で治療を中断してしまう、という感じで結局は、

「予後不良」となるケースが多いです。

歯肉炎は、あくまでも「歯ぐきの炎症」ですが、

歯周病は、「骨まで溶ける病気」と考えるとわかりやすいかと思います。

ちょうどいいイラストを発見。

このイラスト。右半分は明らかにダメ〜って思いますよね?

では、左半分は??

これもダメ〜です。

歯は、歯ぐきに埋まっているのではなく、

骨に埋まっているのです。

歯ぐきはあくまでもカバーです。

このイラスト、正常な状態であれば、紫の矢印くらいまで骨があってほしいところですが、(それでも足りないくらい)

青の矢印までしか骨がない!!

つまり支えが全然ないー!!

これぞ、「歯周病」です。

この矢印から矢印がいわゆる「歯周ポケット」と言われる場所。

歯医者さんで「歯周病の検査しますね。」と言われ、

2ミリだ、3ミリだ、って言われたことありませんか?

それです!

これが深くなる=5ミリ、6ミリ・・・下手すりゃ1センチ??

重症です。

でも、鏡でパッと見た感じでは、

「骨がない」ようには見えないので、わからないですよね。

なので、自分ではなんともない、と思ってしまうのが、

歯周病なのです。

なんで骨がなくなった?

歯肉炎の時は、歯ぐきの炎症だけ。

歯周病は骨まで溶けます。

なんで骨が溶けたのか?

それは、歯周病菌が原因です。

歯周病菌がどんどん骨を溶かします。

つまり、この歯周病菌がたくさんいて、活動すればするほど、

歯周病もどんどん進行していくわけです。

この一度溶けてしまった骨は元に戻せません!!

移植したり、手術をすることもできなくはないですが、

歯周病が進行しているうちは、手術をしたところで治るわけでもありません。

で、この骨という支えが気づいたら無くなってる・・・

グラグラしてきた・・・

で、抜きましょう。もしくは、最悪の場合、自然に抜ける(なかなかないですが)となって、

結果、歯を失ってしまうのです。

ちなみに、歯を失ってもインプラントでいけるでしょ、と思っている方も多いのですが、

インプラントは骨に植えるので、骨があってこそです。

歯周病で歯を失った場合、インプラントもできない可能性が大です。

まずは、歯医者さんに行って、

自分の口の状態を把握。

歯周病ですね、と言われたなら

「一生歯医者に通い続けます。」と思って治療に専念しましょう。

そうならないために、そうなる前に歯科医院へ行き、

健康な状態をキープしましょう。

自覚症状はない?

歯肉炎、歯周病ともに、自覚症状がほぼありません。

歯ぐきが赤く腫れている、すぐに出血する、

さらに口臭を感じる、などは、大きなサインです。

全身への影響

歯肉炎、歯周病は口の中の問題だけではありません。

歯周病菌は、血管を通って、全身に回ります。

・糖尿病

・脳梗塞

・心筋梗塞

・早産

・低体重児出産

・誤嚥性肺炎

などの原因にまでなるので、

恐ろしい病気なんですよ。

生活習慣病と感染症

結局のところ、

歯肉炎も歯周病も歯の磨き方にプラスして、

食生活、睡眠、ストレスなど生活習慣が関係してくるため、

生活習慣病の一つでもあります。

さらに。

歯周病菌は唾液感染します。

そう、感染症なのです。

歯周病の人の唾液が、自分の口の中に入り込み、

歯周病菌が居心地いいなぁと思って、根付いてしまえば、

歯周病の始まりです。

パートナーが、家族が、歯周病の場合、自分も歯周病かもと思った方がいいかもしれません。

考えただけで、ゾッとしますよね。

そうならないためにも、そうなる前に、まずは歯科医院へ行って診てもらいましょう。

♦当クリニックは、クリーニングのみも承っています。

歯科医院に「クリーニングだけお願いします・・・」って予約するのってなんか微妙・・・と思っている方、

他の歯科医院に通っているけど、「クリーニングだけしたい。」という方もいらっしゃいます。

https://ks-oral-salon.com/contact/

こちらから「クリーニング希望」とご連絡いただければOKです。

【料金】税込5400円 30分(延長10分ごとに1080円)

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